薬をかえる3
転院した先のお医者さんとは、すぐに治療上の信頼関係ができました。
妙に細かい私の言葉選びや、そのために必要な会話の「間」などを理解し、辛抱強く付き合ってくれました。
妊娠出産〜授乳における、投薬のリスクも丁寧に説明してくれました。
薬を飲む、飲まないに関わらず、一定の確率で障害を持った子どもは生まれていること。
一部の薬に関しては、妊娠出産〜授乳の期間の使用ができないこと。
特に授乳期には極少量の薬の成分が混ざってしまうこと。
勧められることではないが、一切薬を使わずに妊娠から授乳までを乗り切るという方法もあるということ。
重要なのは、パートナーとの間で共通認識をもってあたること。
こういったことは、正解がなく間違いもないと思っています。難しい選択です。
私と相方は、妊娠から授乳に至るまでの影響がごくごく少ない範囲で投薬を続けるという選択をしました。
私の中の1番の理由は、妊娠や子育ての最中に心の安定を保てないことが最も不安だったから。
ただでさえ大変な子育て期を、心が不安定な状態で迎えたくなかった。
繰り返しになりますが、これが正解かどうかはわかりません。
一生わからないと思います。
ただ、相方と相談して決めた選択を大切にしていく。そう思っています。